大室山の山焼き

伊豆東部火山群最大のスコリア丘の大室山。毎年2月第2日曜日に山焼きが行なわれることになっていますが、この時期は風や雨や雪の影響で延期となりがちで、予定通りに実施されるのはまれです。今年もご多分に漏れず2回の延期後、2月26日にようやく行われました。

大室山の山焼きは700年の長い歴史があります。昔は屋根をふいたり、米や炭を入れる俵の材料にしたり、家畜のエサとして、カヤ(ススキ)を使っていました。ここ大室山では良質のカヤを育てるために地元の人々が山を焼いてきました。今ではこのようなカヤの需要は無くなりましたが、昔と同じような草山を保つために山焼きが行われています。

この大きな山が20分から30分で焼き上がるのです。間近で見ると、高く上がる炎、熱、音,そのものすごさに圧倒されます。

まずお釜の内側から山焼きの始まり。大室山が噴火したみたいですね。

 外側に火がつくとあっという間に・・

 こんがり焼き上がりました。真っ黒です。

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