お知らせ シデコブシ コブシは日本全土に分布するがシデコブシは岐阜、愛知、三重の東海三県に限定されるため東海丘陵要素植物と呼ばれており、準絶滅危惧種に指定されている日本固有種である。コブシの花弁が6枚に対し本種は9~25枚で紙垂(しで)のように細長く垂れ下がるの... 2025.03.22 お知らせ植物自然からのおたより
お知らせ オオイヌノフグリ 今年の日本海側の地方は異常なほどの豪雪に見舞われ大きな被害に苦しむ映像が毎日テレビで報じられている一方、伊豆では殆ど雨は降らず乾燥化となっており、どちらの状況も生物にとって過酷な状況である。大都会に比べ伊豆は緑豊かに思われるが筆者が40数年... 2025.02.20 お知らせ植物自然からのおたより
お知らせ ジュウガツザクラ(バラ科サクラ属) 冬に咲く桜に寒桜があるが、秋から冬にかけて咲く桜があり、名を十月桜と言う。良く見ると八重咲きでツボミは深紅、咲き出しは濃いピンク、開花すると淡いピンクもしくは白となり薄い絹状の質感を持つ花弁の筆舌に尽くしがたい美しさは寒冷期において正に妙麗... 2025.01.30 お知らせ植物自然からのおたより
お知らせ サザンカ(山茶花) 日本固有のツバキ科 ♪山茶花、山茶花咲いた道、焚き火だ、焚火だ落ち葉焚き、あーたろうか、あたろうよ、しもやけお手てが、もうかゆい♪ご存じ童謡「たきび」は筆者の故郷、東京都中野区の冬景色から生まれた歌である。山茶花は山口県、四国、九州南部、沖縄に自生する日本固有... 2024.12.23 お知らせ植物自然からのおたより
お知らせ アリモリソウ アリモリソウ(有盛草 キツネノマゴ科)が11月半ばに開花しました。花冠は釣鐘型で白色、5裂、オシベ2本、葯は黒茶色、奥に紅紫色の標紋、葉はみずみずしい濃緑色で対生、繁殖は長さ80cmにもなる匍匐茎で節から根を出す、種による繁殖は未確認。本来... 2024.12.08 お知らせ植物自然からのおたより
お知らせ ツワブキ 本種はキク科ツワブキ属の植物で、福島県以南の主に海岸線の岩場そして海沿いの丘陵地でも見られる。11月から1月にかけて城ヶ崎海岸を散策すると一際目立つ黄色の花が本種である。葉はフキとそっくりであるが光沢と厚みがあり海岸線の過酷な環境に耐えられ... 2024.11.24 お知らせ植物自然からのおたより
お知らせ ノコンギク 伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の中で主人公の政夫が物静かで上品な従姉の民子に野菊を摘んで「民さんは野菊のような人」と言った場面がある。後年になってこの野菊の正体が気になり、読み返すと「山畑の綿を摘みに行く」となっている。山野で主に目にするのは... 2024.11.09 お知らせ植物自然からのおたより
植物 センダン センダンの花が咲きました。栴檀・・難しい字を書きます。大きな羽状複葉の葉を持ち、紫色の小さな花をたくさんつけます。花の中心の紫色で筒状のものはオシベ(花糸)がくっついたもの。その中に背の低いメシベがあります。秋には白っぽい実をたくさんつけま... 2024.05.21 植物自然からのおたより
植物 タラヨウ 葉書の木 伊豆高原の郵便局のタラヨウの花が咲きました。タラヨウ(多羅葉)はモチノキ科の植物で雌雄別株です。葉の裏に釘などの尖ったもので文字を書くと、文字が黒く浮き上がって消えないという性質があります。「葉書」という言葉はここから来ているとも言われてい... 2024.04.24 植物自然からのおたより
植物 オオバウマノスズクサ 大木に巻きつくツル性の大きな葉っぱの植物から、奇妙な形の花をみつけました。大葉馬の鈴草「オオバウマノスズクサ」の花です。ガクが変形し大きく曲がっているため、花の中に虫が入ると簡単には出られない構造で、動き回った虫に受粉させるしくみです。 2024.04.17 植物自然からのおたより