馬場平でみる山焼き

今年の大室山の山焼きをどこで眺めようかと毎年迷いますが、今回は標高450mの馬場平で見ることにしました。

馬場平は伊豆東部火山群のひとつで、2万3千年前に噴火したスコリアの山です。ハトヤホテルの建つ水道山から、伊東市の水源の脇をとおり、なだらかな尾根に導かれて上っていくと、広々とした草原に出ます。地元の人々がススキを刈り込んでくれてあって歩きやすくなっています。植樹された早咲きの桜が可憐な花を咲かせており、いつのまにか素敵なテーブルベンチが設置されていました。景色もよく、初島、伊豆大島、伊東市街、小室山、大室山、矢筈山などが見えています。

さて、山焼きは9時15分から噴火口の中が焼かれ、正午からは山裾に火がついて、炎がメラメラと上へ横へと這っていき、20分ほどでこんがり焼き上がりました。今年も無事に山焼きが終わり、真っ黒な胡麻プリン大室山は、春の訪れとともに抹茶プリンに変身します。

尾根道に咲いていたオニシバリの花。沈丁花の仲間で、樹皮が強いので悪いことをした鬼を縛れるらしい。夏に落葉して裸になるので、ナツボウズ(夏坊主)という別名もある。花が終わると赤い実をつけるが有毒。

                                    草原に新しいテーブルベンチがある。    早咲きの桜が可憐な花をつけていた。

 

 

 

 

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