自然からのおたより

植物

センダン

センダンの花が咲きました。栴檀・・難しい字を書きます。大きな羽状複葉の葉を持ち、紫色の小さな花をたくさんつけます。花の中心の紫色で筒状のものはオシベ(花糸)がくっついたもの。その中に背の低いメシベがあります。秋には白っぽい実をたくさんつけま...
植物

タラヨウ 葉書の木

伊豆高原の郵便局のタラヨウの花が咲きました。タラヨウ(多羅葉)はモチノキ科の植物で雌雄別株です。葉の裏に釘などの尖ったもので文字を書くと、文字が黒く浮き上がって消えないという性質があります。「葉書」という言葉はここから来ているとも言われてい...
植物

オオバウマノスズクサ

大木に巻きつくツル性の大きな葉っぱの植物から、奇妙な形の花をみつけました。大葉馬の鈴草「オオバウマノスズクサ」の花です。ガクが変形し大きく曲がっているため、花の中に虫が入ると簡単には出られない構造で、動き回った虫に受粉させるしくみです。
植物

ヒトリシズカ

「一人静」・・ひっそりと一人咲いているイメージとは違い、森の林床に群生します。4枚のツヤのある葉の上に、白いブラシのような花が1本直立します。たまに2本立っているのをみかけます。    花には花弁も萼も無く白いのは雄しべ。その根元に花粉の入...
植物

イヌガシ

3月中旬、伊東の城山の山頂付近には、イヌガシ(犬樫)がたくさんの花をつけていました。イヌガシはカシではなくクスノキ科の常緑高木樹で、葉には3脈が目立ちます。雌雄別株。秋には黒く丸い実をみのらせます。
動物

カワウ変身

3月になりカワウの羽色が繁殖羽に換わっています。同じ鳥とは思えません。 左が非繁殖羽、右が繁殖羽、白髪頭になっちゃいました。
植物

ハランの花

クサスギカズラ科(キジカクシ科の説もあり)常緑多年草のハランは古名は馬欄(バラン)。幅広の大きな葉っぱは、お寿司をのせたりして利用されます。1月ころから茎の根元に白い蕾みから紫色の花を開花させ、主にキノコバエが花粉を運び結実します。実は地面...
動物

鳥の世界はもう春です。

今年は寒暖の差が激しい日々が続いていますが、鳥の世界はもう春が始まっています。伊東の町の中心を流れる伊東大川(俗称松川)ではカワガラス(カラスと名前がつきますが、カラスの仲間ではありません。)が営巣を始めています。3月になると巣立ち雛の姿が...
植物

晩秋

役目を終えて、もうすぐ土に帰ってゆく、虫食い穴のキブシの葉っぱ。 晩秋の風に寒そうです。
植物

城ヶ崎海岸 イソギク

花が少なくなって来る季節に、城ヶ崎海岸では黄色い花が目立つようになってきました。地面近くに低く可憐に咲くイソギクは、海岸に自生するキク科の植物です。葉は肉厚で白くフチどりされています。葉の裏は白い毛が密集し、乾燥や強い日光、塩風など海岸の厳...