火山の噴火で流れ出た溶岩が、その内部でじっくりと時間をかけてできあがったのが柱状節理です。高温だった溶岩が冷えてくると、体積が小さくなって縮んで割れが入ります。この割れ目は六角形になるのがほとんどですが、中には五角形、八角形などいろいろな割れ方をし、その割れ目は冷えていく方向に進み、長い柱状の岩石群を形成します。浸食などでまわりの溶岩がなくなると、柱状節理が現れます。
火山でできているともいえる伊豆半島では、柱状節理がいたるところにあります。特に城ヶ崎海岸は、まさに柱状節理の展示場。美しい柱状節理を長い海岸線のあちこちで見ることができます。
柱状節理Loverの方もそうでない方も、ぜひ城ヶ崎海岸をゆっくり歩き、美しい柱状節理をごらんください。