海岸清掃

実施日時:2022年6月17日(金) 9:00〜10:30

参加者(7名)

回収量 :燃えるゴミ(プラごみ) 60L X 6袋
燃えないゴミ(ビン・缶)40L X 1 袋

●「続」プラごみの最後
前回、質問のあった環境美化センターの焼却熱リサイクルの件を環境課に問い合わせました。
”伊東市のごみ焼却施設である環境美化センターでは、焼却時の熱を利用して施設内の空調や給湯に活用しています。”
とのことでした。
皆さん安心しましたか?

いいえ、安心してはいけません!プラごみを燃やし焼却熱を発電などに使う事はリサイクルではありません。
日本ではそれを『サーマルリサイクル』といいますが、国際的にはリサイクルと考えられていません。
理由は
①焼却炉は高いのに、長く使えない。
焼却炉(人口約数10万人分)を作るのに約100億円、管理費は1年で2億円以上と多額のお金がかかる。
にもかかわらず、焼却炉の寿命はたったの30年ほど。そして、その跡地には有害物質が残る。
②燃やすと二酸化炭素、ダイオキシンが発生する。
温暖化の原因であり、生ゴミと一緒に燃やすと塩分が影響してダイオキシンが発生する。
焼却炉の性能が良くなって発生は減ったとされるがゼロではない。

日本のプラリサイクル率は80%以上という数字を見かけることがあるかもしれませんが、
それはサーマルリサイクルを入れたものです。
リサイクルされるから大丈夫だろうと思ってる人が多いと、もっと使うことに繋がるので注意です。

●遅ればせながら・・・前回のボラ納屋清掃で思った事ですが、
ボラ納屋スタートでガイドする際は、時間を作ってボラ納屋前の海岸に立ち寄り、
マイクロプラを見つけたり拾ったり、酷い現状を伝えてください。
プラごみ問題(SDGs  使う責任、海の豊かさetc)の生の学習になるかと思います。

そして、良かったら、お勧めの絵本があります。
子供向けと侮れません。知らなかったこと多く、詳しく解りやすいです。
私はサーマルリサイクルの事をこの絵本で知りました。
マイクロプラスチックの見つけ方も載っています。

クレヨンハウス 『プラスチックモンスターをやっつけよう!』
東京農工大 高橋秀重 教授 監修(プラ汚染研究者)

●次回の海岸清掃は10月です。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。

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